嘘だまり

井波瑞泉寺山門

2017年07月30日
井波瑞泉寺

今回の参観は
瑞泉寺の山門(大門)までである。山門をくぐった寺域の内は載せてないが、詳しくは真宗大谷派 井波別院瑞泉寺HPで見ることが出来る。山門(大門)の前に由緒書きが見える。


瑞泉寺山門(大門)の由緒書き

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Sosei Ranzou
 

由緒書きの中ほどに
「山門の各所には数々のすぐれた彫刻や文様が施されている」とあるように、彫刻・文様の数が多い。写真では少々分かりづらいが、本堂を望む柱の両脇・梁に施された彫刻・文様が随所にみられる。居合わせた観光客が、「すごく手間が掛かったでしょうね」と、驚いていた。


本堂を望む柱の両脇・梁に施された彫刻・文様

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Sosei Ranzou
 

「水を吐いて火災を防いだ」との逸話が見られる唐狭間の彫刻「波に龍」

https://blog-imgs-114-origin.fc2.com/u/s/o/usodamari/SC_0286.jpg
Sosei Ranzou
 

ぶらり散歩なので誤記があるかもしれないが 、彫刻を施した持送り(もちおくり)や複数の蟇股(かえるまた)が見える。梁は虹梁仕様になっていて、上の梁にも同様の絵様・袖切りの彫刻を施してある。

* 虹梁(こうりょう) 梁の一種。下部を湾曲させて眉の彫刻を施すのは、水平だと中央部分が垂れ下がって見える錯覚を是正するためという。その形状が虹を連想させたのでこのように呼ばれた。梁には絵様、袖切り、眉の彫刻を施す。

* 持送り(もちおくり) 柱から水平方向に突出する部材を支持する部材


彫刻を施した、持送や複数の蟇股、虹梁

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Sosei Ranzou
 
113038.jpg「組物(出組)の構成は水平に腕のように張り出した肘木(ひじき)と、上の部材を受ける四角い斗(ます)の組み合わせからなる」という。また、「部材の形が美しいことから単に意匠としての造作材であると思われがちだが、重い屋根を支えて深い軒を造るためになくてはならない構造材」だという。壁から外側へ出ている肘木ひとつの長さを一手(ひとて)と呼び、壁から肘木が1段出ていれば出組(でぐみ)、2段出ていれば二手(ふたて)で二手先(ふたてさき)と呼ぶ。また、柱と柱の間にも入れる組物を詰組(つめぐみ)と呼ぶようだ。瑞泉寺山門の組物は、「二手先で詰組」となるのか。
 

柱と柱の間にも見られる数多い組物

https://blog-imgs-114.fc2.com/u/s/o/usodamari/SC_0290.jpg
Sosei Ranzou
 

編集後記
建築には技術と時間、財力がいる。「井波瑞泉寺」はこれだけのものを保有するエネルギーを有していたということになり、それだけ北陸地方の浄土真宗信仰が厚かったといえる


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