嘘だまり

雪の中に咲く蝋梅

雪の中に咲く蝋梅

雪の中に咲く蝋梅  ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として数えられる蝋梅。  今年の蝋梅は寒さで縮こまったような小ぶりの花。雪を被り陽が陰って色つやがいま一つ。どこか華やかさに欠ける。  一番下に2016年の、のびやかに咲く蝋梅を載せました。 南砺市野田にて  素姓乱雑  寒さのせいか小ぶりな花 Ranzou 01/26/2019  Ranzou 01/26/2019  Ranzou 01/26/2019...

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何処(いづこ)へ ‐その10‐

 雷光と雷鳴がすさまじい。雷光と雷鳴が神の怒りを表すならば、神が行き来する道を塞いだ老人と翔司に向けられたものか、それとも、野心を持つ肖造への非難だろうか。「翔司、思い出してくれないか。嘘だまりを作る手立ては他にもあるはず……」 ショウゾウを助け出したい老人は、執拗と思えるほど、翔司の記憶を引き出そうと試みた。「神の拵える嘘だまりは得体のしれぬ大きなもの。人間が言う(宇宙)も神が拵えた嘘だまりの一つ...

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だまし川

だまし川

だまし川  版画家棟方志功が旧福光町(現南砺市福光)に疎開していたなかで、こよなく愛し名付けた川がある。 〈豆黒川に住んでいるかっぱが人をだます〉という言い伝えから命名した「だまし川」。  いまは残念ながら、圃場整備と同時に河川改修されたらしく、期待したような淀みやせせらぎなど見られない川。  今日に至ってはどうやらかっぱよりも、人間の方が人をだますようだ。  版画家が愛し名付けただまし川   ...

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記念樹の実(アウチ)

記念樹の実(アウチ)

記念樹の実(アウチ)  昭和20年4月から26年11月までの6年8か月間、板画家棟方志功は旧福光町(現南砺市福光)に疎開していた。   その疎開時代に制作した作品を中心に展示してあるのが、昭和57年5月に設立した、棟方志功記念館「愛染苑」  記念館の庭には、棟方志功没後十年を記念して植えられたアウチ(栴檀)があり、たくさんの実をつけている。 アウチ樹に思い重ねる棟方の 実り多きや彫し数々 南砺市福光 棟...

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何処(いづこ)へ ‐その9‐

 時おり吹く強い風が平屋の家を覆った嘘だまりを激しくはためかせて、平屋の家を露にする。 翔司は家の中にいるはずの楓とショウジを気づかうが、落ちたショウゾウをそのままにした、時空の裂け目から離れぬ老人を放っても置けない。これが定めと言うのだろうか、翔司はショウジの身に危険が迫るのを予感していながら、肖造の身辺から離れられなかった。その肖造が唐突に奇妙なことを言い出した。「老人はショウジが小細工したカ...

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霜が降りました

霜が降りました

霜が降りました 寒さに身震いする朝 野草の葉に降りた白い霜 よく見れば一粒一粒の 小さな氷の結晶なんだね まるで砂糖をまぶした お菓子のようだ 霜の降りる条件として 「風が弱い」「気温が4℃以下」 の2点があるようです。 素姓乱雑  野草の葉に霜が降りました Ranzou 01/14/2019  Ranzou 01/14/2019  Ranzou 01/14/2019  Ranzou 01/14/2019 ...

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