嘘だまり

何気ない日常を虚構と虚像で綴る

海外の椿花(9)

海外の椿花(9)

花径は極小輪(4cm以内)で姿はラッパ咲き(花が筒咲きの後で咲ききると、花弁が反曲する)からのちに平開(花弁が平たく全開するもの)となる。白色の花弁の先端がごくわずかに淡い桃色を帯びる。樹形はやや横広がりとなり、細かく枝が発生する。枝に長毛が密生するのが本種の特徴。 南砺市井口椿館にて 素姓乱雑  ©Kiyoharu 2021/02/11  椿名 毛枝連蕊茶(モウシレンシンチャ) 学名:トリコクラーダ (C.tr...

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海外の椿(実)

海外の椿(実)

今日でもって2月が終わります。 今日の最終日は、原種ツバキの花ではなく、実を紹介したいと思います。 南砺市井口椿館にて 素姓乱雑  椿名 博白大果油茶(ハクハクダイカユチャ) 学名:ギガントカルパ (C.Gigantocarpa) 自生地:中国:広西、江西、福建 開花時期:11~1月 花の色:白花系 古くは種子からツバキ油採取。広西博白の産、中国南部で採油用に栽培されている種で、朔果が特別に大きく、直径が13cmに...

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海外の椿花(8)

海外の椿花(8)

今日2月27日は時々陽射しもあるが、風はとても冷たい。 今日紹介するのは中国産の椿「尖萼紅山茶」、紅色八重の中輪(花径が7~9cm)。八重花だけが知られ、一重咲きは未確認だという。 南砺市井口椿館にて 素姓乱雑  ©Kiyoharu 2021/02/11 椿名 尖萼紅山茶(センガクベニサンチャ) 学名:エディタエ (C.edithae) 自生地:中国福建・江西・広東  開花時期:2~3月 花の色:紅色系 紅色一重の花...

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海外の椿花(7)

海外の椿花(7)

葉は狭楕円~広披針形で先端部は尾状に尖り、葉の先端が下垂する性質がある。 花は一重咲き(花弁数が8以下で芯が見えるもの)で、極小輪(4cm以内)、白色。外弁の裏側は紅色で蕾は紅色に見える。 南砺市井口椿館にて 素姓乱雑  ©Kiyoharu 2021/02/11 椿名 長尾毛蕊茶(チョウビモウシンチャ)(尾葉茶) 学名:ゴーダータ (C.caudata) 自生地:アッサム・ミャンマー・ベトナム・中国・台湾 開花時期:1...

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海外の椿花(6)

海外の椿花(6)

小菊のような花。微香。 千重咲き(花弁が数多く重なり、雄蕊を欠くか、あるいは見えないもの)で純白な小輪花。 長弁短柱茶(十里香)の八重咲種という。原種ツバキならば学名が有ると思うが、菊花茶の場合は不明。南砺市井口椿館にて 素姓乱雑 ©Kiyoharu 2021/02/11 椿名 菊花茶(キクカチャ) 学名:不明 自生地:中国 開花時期:12~2月 花の色:白花系 長弁短柱茶(十里香)の八重咲種で上海や杭州で栽培...

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海外の椿花(5)

海外の椿花(5)

中国広東・広西の丘陵地(標高200~800m)に自生するという。 花は平開せず筒状(花が咲ききっても、花弁がV字形以上に開かない)に咲き、黄色の葯は中心に向かって盛りあがる。花・葉ともに肉厚。自生地ではツバキ油を採油する。 南砺市井口椿館にて 素姓乱雑  ©Kiyoharu 2021/02/11 椿名 広寧紅花油茶(コウネイベニバナユチャ)(南山茶 ナンサンチャ) 学名:セミセラータ(C.Semiserrata) 自...

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海外の椿花(4)

海外の椿花(4)

一重で平開咲き(花弁が平たく全開する)。大きな白い花弁が目だつ。 いのくち椿館では攸県油茶(ユーウケンユチャ)と解説されているが、学名のユーシェネンシスの名が通りが良いかもしれない。わずかな香りがある。中国湖南省原産で採油の為に商業的に栽培されているといいます。 南砺市井口椿館にて 素姓乱雑  ©Kiyoharu 2021/02/11  椿名 攸県油茶(ユーウケンユチャ) 学名:ユーシェネンシス(C.yuhsi...

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海外の椿花(3)

海外の椿花(3)

いのくち椿館 原種椿園では「黄花ツバキの原種」が二六種類(中国産一四種、ベトナム産一二種)もあり、世界的にも貴重なコレクションです。 このうちベトナム産のツバキ属については、ほとんどが最近発見、もしくは再発見されたものです。(いのくち椿館パンフレットより) 本日の一句見惚れても撮るに撮れぬは恋つばき 南砺市井口椿館にて 素姓乱雑  ©Kiyoharu 2021/02/11 椿名 フラバ 学名:フラバ(C....

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海外の椿花(2)

海外の椿花(2)

中国ではツバキ属を山茶、花茶、油茶で表します。(いのくち椿館パンフレットより) なので日本でもよく知られるヤブツバキ類の表記は、紅山茶(ベニサンチャ)となります。今回紹介するのは中国各地で数多く自生する紅山茶の中の一品種です。 本日の一句外つ国の稀なる椿鮮やかに 南砺市井口椿館にて 素姓乱雑  ©Kiyoharu 2021/02/11 椿名 白霊山紅山茶 学名:ベニサンチャ(C.bailinshanica) 自生地:中...

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海外の椿花(1)

海外の椿花(1)

まだ雪が残る南砺市では寒くて、野に見られる花姿は限られる。例年見かける蝋梅の花もこの寒さで開花とはならないようだ。野を覆う雪の白さに飽きた私が思い出したのは、椿木の貴重な原種を管理植栽している井口椿館。 井口では例年3月に「南砺いのくち椿まつり」が行われるが、その頃に貴重な原種は咲き終わっているか、または見頃を過ぎていることが多い。 出かけて見ると寒い中でも館内は温度管理が行われていて、見事な花を...

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アセビの 花芽

アセビの 花芽

 雪の白さと冬枯ればかりが目立つ冷たい景色の中に華やかな色が見えます。近づいて見るとどうやらアセビ(馬酔木)のようです。  アセビは花芽ができるとすぐに花穂が伸び出し、翌年に開花するつぼみをつけて越冬するといいますが、実際に花穂を見たのは初めて。 まだまだ寒さが厳しい日々の中でも、花穂の見える一画は明かりが燈ったように暖かく見えます。 本日の一句 春を待つアセビの花芽に我酔ひて 南砺市西明にて ...

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凍える木とサザンカ

凍える木とサザンカ

木に残ったたくさんの実が見えた。最近は食べ物に不足しなくなったからか柿の実を木に残したままの姿は珍しくなくなったが、柑橘類となれば様相は違う。実をつけた光景を目にする機会は少ないので、木に残った実を見ると不思議な光景を見た気がする。 七日から降り始めた大雪の影響は月半ばで解消したが、気温の低い日々は続いた。そのためか、実の色、凍えた葉と相まって木全体が黄色く染まって見える。 その姿を、緑の葉色が濃...

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雪の降る日に

雪の降る日に

母(養母)が亡くなり、雪の降りしきる八日に葬儀を執り行った。 葬儀の日の朝、セレモニーホールから見た景色は白一色の寒く冷たい世界。一夜に降り積もった雪は60cmを越えていると思うが止みそうにない。 「母逝くに野山は白く凍てつきて野辺の送りぞ足を取らるる」素姓乱雑 ©Kiyoharu 2021/01/08  葬儀に参列するのは身内だけと話してあるのに、車でお見えになる方もあろうかと、広い駐車所の除雪が始まった。 ...

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雪の風景を詠む

雪の風景を詠む

「しんしんと降り積む雪の虐げに竹はしなりて難を逃れる」素姓乱雑 ©Kiyoharu 2020/12/31 「 立ち並ぶ木々に重げな雪帽子枝も凍りて脱ぐにかなわぬ」素姓乱雑 ©Kiyoharu 2020/12/31 新しい年を迎えて  野も山も白雪覆いて穢れなく年の初めに厳か装ふ訪れし二人の曾孫を持ち上げて初盤持ちとはしゃぐ我なり 素姓乱雑 ©Kiyoharu 2020/12/31 「 白雪の枝に残りし柿の実をついばむ鳥は羽根を凍らせ...

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新年のご挨拶

新年のご挨拶

ご訪問ありがとうございます。  本年もよろしくお願いいたします。 二〇二一年元旦 素姓乱雑西暦を12で割って5余る年が「丑年」。 牛は古くから酪農や農業で人間を助けてくれる大切な動物。我慢強い働きぶりから、丑年は「我慢(耐える)」や「これから発展する前触れ(芽が出る)」というような年になるといわれています。2021年の干支は辛丑(かのと・うし)。痛みを伴う衰退と、新たな息吹が互いにせめぎ合う年になりそう...

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大きな忘れ物?

大きな忘れ物?

この後、仕事に加えてほとんどの日曜日は地区のボランティア活動に時間を使うことになりますので、少し早いですがブログの冬休みに入ろうと思います。ご訪問いただいた皆さま、拍手及びコメントをいただきありがとうございました。 道端に大きな忘れ物? 私の一年間歩んできた道のどこかに、大きな忘れ物をしていなければいいのですが。人生の忘れ物は時間を遡って取り戻しに行けませんからね。 南砺市立野にて ©Kiyohar...

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名の分からない果実(その後)

名の分からない果実(その後)

前回、名の分からない果実として記事にした件について、その後、再度訪れた結果、名の分からない果実をつけた木は3本あり、調べていくうちに果実ではないということを知りました。 写真に見える内の一個に穴が開いているのが分かると思いますが、中身は無く空のようです。 南砺市赤祖父溜池周辺にて  試しに手の届く所に有る一個を割って見るとやはり中は空で、羽のある小さな虫がたくさんいます。 もう一個も…同じ結果...

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山裾の秋を眺める

山裾の秋を眺める

葉が散ったので不確かだが見えるのはボタンヅルの綿毛だと思う 南砺市樋瀬戸にて  この頃は季節感にばらつきがみられるようになった。早くから秋の気配が進んでいる所、今紅葉の真っ盛りな所、いまだ青々としている所。どれが本当の季節なのか嘘だまりの世界を見ているようだ。 本日の一句 山裾の秋の気配を楽しみて素姓乱雑  ©Kiyoharu 2020/11/03  届きそうもない高い木の枝のアケビ©Kiyoharu 2020/11/03...

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